離婚男性のブログって、離婚女性のブログに比べて圧倒的に少ないようです。喋ることがコミュニケーション、会話が問題解決でストレス発散である女性に比べると、悩みを自己解決しがちな男性が自分の離婚について語ろうとする方は少なめなのかもしれません。離婚を経験した男性の話が知りたい！という方のために、私が離婚してから今までに出会った、子供がいる離婚男性のお話をします。
という訳で今回は、子供ありでの離婚経験を持つ男性のいくつかの状況や心情をこれから少しお話していきます。一言で離婚男性といっても子供の有無、子供との同居・別居でかなり男性側の気持ちも違います。出会った女性側が感じる印象や考えることも、変わってきますよね。
どのようなケースがあるのか、離婚をしたい男性や離婚をして悩める男性、または離婚男性と知り合った方のご参考になれば幸いです。
パターン１ 子供に会いたい離婚男性Aさんの場合
一人目に私が会った方は、当時元奥さんが子供を連れて出て行ってしまい、子供に会えない状態の男性でした。Aさんにお会いしたのは、私が離婚協議中、面会交流のことを知るため、面会交流について知るためのイベントに参加したときでした。
子供ありで離婚する場合に、奥さん側が離婚を決意し実行に移した場合に、強行突破で子供を連れて出て行ってしまうパターンというのはよく聞きますよね。その後、子供に会いたいけれど、会わせてほしいと伝えても対応してもらえない、という事情の男性でした。Aさんは、子供に会いたい、面会交流をしたいという想いから、地域の社団法人が主催する面会交流イベントに参加されていました。
離婚後お子様に会いたい方・会いたくない方がいるかと思いますが、Aさんは元奥さんに連絡を取るも、面会交流を拒否され子供に会えず、子供に会いたい日々を送っているようでした。そんな彼が行っていて印象に残った言葉は、「元妻が何で子供に会わせてくれないのかが分からない。」という嘆きにも近い言葉でした。
パターン２ 子供と会わないことを選んだBさんの場合
Bさんは、マッチングアプリで最初にお会いした離婚経験男性でした。
Bさんは離婚後元奥さんが子供を連れて出ていったのですが、Aさんとは違い、元奥さんと話したうえで「子供には会わない」という決断をした方でした。なぜそのように決断されたかというと、子供がまだ2，3歳と幼く、まだまだ父親の記憶も残りにくい年齢だったためです。
そのため、面会交流を行うよりは今後元奥さんに再婚の機会などがあれば、その新しいお父さんとの新しい生活があるだろうし、そうなった時のために自分は引こうと考えたそうです。
もちろん自分の血を分けた子ですし、幼いとはいえ生まれたころから生活を共にした可愛い我が子ですから情はかなりあるかと思いますが、Bさんはその気持ちを抑えて子供の未来をその人なりに考えての決断なのだなと感じさせられました。
また、Bさんはそう決断しながらも、「元妻が仕事をしながら子育ても全てしていくことになるので、全部を背負わせてしまったのはよかったのか…」と少し悩む部分もあったようです。ベストな選択は、その家族ごとにも異なるし、難しいですよね。
パターン3 子供と同居するCさんの場合
最後に、2人の子供と同居中のCさんというシングルファザー。
Cさんは元奥さん側の不倫が原因で、元奥さんに1人で出て行ってもらう形で離婚した男性でした。
Cさんの子供は2人とも中高生で自分のことはできるため、シングルファザーではありますが、子供につきっきりという訳でもない生活をされているようでした。子供が小さい場合は、フルタイムで働きながらの子育てを男手一つで行うとなるとかなり大変なのではないかと思います。それでも、Cさんは仕事を終えて帰宅後は、ご飯を作り、掃除や洗濯であっという間に寝る時間になるとのことでした。
子供と同居する上では、このようなことはよく起こってしまうことで、特に子供が小さいと、自分の時間がつくれない…となってしまがちです。シングルマザーの身としては、よく分かる…と激しくうなずいてしまうところです。
また、元奥さんは家を出ていったのですが、その後も面会交流として、週に2回ほど家に訪れるというパターンでされているようで、その際にはCさんは外出し家を空けるそうです。「元妻のことを嫌いじゃないからこそ辛い」と、胸の内を告げてくれました。
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離婚男性は周りに相談しているのか？
また、Cさんは親友一人以外に周りの人に離婚のことを伝えておらず、自分の実の親にすら伝えていないということを言っていました。
一般的に男性は自分の問題をあまり人に相談したがらない傾向がありますので、もしかしたらそこまで珍しいことでもないのかもしれないと少し思いました。このブログを読まれている離婚経験男性の中にも、もしかしたら自分の離婚・または離婚しそうな状況について、誰にも相談できず、自分のような境遇にある人が誰もいないと感じてここにたどり着いた方もいるかもしれませんが、実はもしかしたら、周りにそのような男性がいるのだけれど、その人も周りに相談できていない、というだけなのかもしれません。
まとめ
いかがでしたか？今回は離婚男性の中でも子供ありの方について、私の知りうる方について書かせていただきました。子供ありでも状況は本当に様々で、気持ちもさまざまであることを私も改めて感じました。離婚した男性の状況や心情に関するブログが少ない、ということで、その代わりとしてそれぞれの状況や心情を中心にご紹介しましたが、お読みいただいた方に少しでも何か受け取っていただけたなら幸いです。
また、離婚は恥ずかしいことだ、という気持ちがある方もいるかもしれませんが、昨今離婚率は上がり、年齢に関わらず離婚経験者は増えていますので、ぜひ誰かに相談することをお勧めいたします。離婚に特化されたカウンセラーもいますし、一人で悩まないでくださいね。
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