離婚。子供に会いたい、面会交流したいお父さんへ。

面会交流など

離婚協議、調停などをされていて子供と現在別居の男性の方。子供に会いたいけど、元妻が会わせてくれないという方に向けて。ご参考になれば幸いです。

先日離婚協議中の男性と話す機会があり、ぽろっと出た「どうして会わせてくれないのかが理解できない」という言葉。その時には答えることができず、心残りになり、参考までに私のケースではありますが元妻のきもちをご説明します!

元妻の気持ちが分からない。確かに、離婚を決めた女性はあまり多くを伝えたがらないですよね。私も最初は面会拒否妻でした。それが面会をするに至った経緯をお伝えしますね。

まず、意固地になっている。

2人の間に問題が起きてしまい、離婚となった。その怒りや悲しみの感情から、元奥さんが頑なになってしまっている部分があると思います。

つまり、言われれば言われるほど、意地になって相手の思い通りにはしたくない、という心境があるのではないでしょうか。また子供に会いたいという要求が自分や子供への執着に感じてしまったり。これでは言えば言うほど怖がられたり、意地になられたりしてしまいます。

感情の整理ができてない。

女性は感情の生き物だとはよく言いますが、離婚という一つの大きな決定。男性から元奥さんを見ると外見的に冷静に見えたとしても、女性の内面では嵐だと思います。離婚という決定をしたあとも、心はぐちゃぐちゃな状態です。

私も、別居を始めて2ヶ月間は我が息子と元夫の接触を拒否していました。その間は、元夫への怒り、悲しい気持ち、許せない、そしてまだ夫への愛情もある…と色んな感情がごちゃ混ぜの状態でした。

(ちなみに、その感情を夫に知られたら、よりを戻す話になりそうで怖くて、対夫は簡素で冷たい対応を心がけてました)

その状態で子供の面会交流を考えると、「会わせたくない・会いたくない・連絡も取りたくない」という方向にしかなりませんでした。

切り離して考えられないのです。元妻としての夫への感情がありながら、「それはそれ、子供のためには会わせましょう!」とはなかなか思いを向けるのが難しいのです…。

知識がない。

その中で、やはり男性の方が冷静なのでしょう、夫から面会交流を希望する連絡がありました。私は最初は否定的でしたが、夫は、自分は色々調べた上で私に伝えているのだ、と。そこから私もネットで「面会交流」について初めて、両親・知人に相談するのでなく、自分で調べてみました。

調べてわかったのは、私がイメージしていたよりずっと、面会交流は子供の心にとって影響を与えるし、大事なことである、ということ。しかも、思っていたより頻度も多い。(家庭裁判所などの判決を見て。)更に、日本より面会交流についての研究が進んでいるアメリカのケースも載っており、それによるともっと頻繁。

私は全く知りませんでした。ネット上の色んな記事を読んで私は「知識不足のまま子供の未来を決めようとしていた自分」に何て浅はかなことをしようとしてたのだ…と衝撃を受けました。

私の周りで相談を受けてくれる知人や両親も、私と同じく、何となくのイメージや知識で、元夫のことなんて子供はまだ忘れられる、会わせない方がいい、とアドバイスをくれていました。みんな知らないのです、面会交流の今について。

送られてきたリンク。

そんな時、元夫からメッセージでWebサイトのリンクが送られてきました。「よかったら見てください。」

子供に会わせてもらえない親の気持ちなどについて書かれている記事でした。

吐き出してもらうこと。

そういえば、私が別居後初めて夫と直接会って2人で離婚協議をした日、夫から「まずは言いたいことを全部言って欲しい」と言われました。私は思うところをできるだけ言いました。許せないこと、怒り。

そして、数日後に私の中に負の感情が湧き上がったとき、思いつくままに文章を打ち夫に送りました。こういうことにまだ怒りがあり、だからやはり夫に会いたくないのだと。

ですが、不思議とそのメッセージを送りつけた瞬間から送った文章にあったような感情がなくなり心の一部がぽかんと空いたようになりました。

なので聞く側としては辛い言葉かもしれませんが、元妻さんの言い分をできる限り引き出して言わせる、吐き出させる、というのも良いのかもしれません。喧嘩になってはいけないので難しいところですが…。

まとめ

そうしていくうちに、面会交流についてもっと積極的に前向きに考えていこうと思えてきたのです。

なのでまず、面会交流についての正しい知識を知ってもらうこと、そして夫婦の感情論を何とか落ち着かせて次の方向へ顔をむけてもらうこと、、が難しいですが大切なのではないかなと思います。

いかがでしたでしょうか。私はこのような流れで面会交流についての認識を変えていきました。もっと意固地な方、いちいち調べたりしない方もいらっしゃるとは思うので、同様にはいかないかもしれません。

でももしこの記事を見てくださっている方がいたら、その方は子供のことを考えて考えてここにたどり着いた心優しいパパなのだろうと思います。話し合いが実りあるものになりますことを願っております!

お力になれれば幸いです。

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