離婚後の子供の親権をどちらの親がとるか…?
子供がいる家庭の離婚の場合の一番のポイントでもありますよね。
そんな「親権」の考え方が、これからもしかしたら変わるかもしれません。
「共同親権」について、誰でも分かりやすいように簡単にご説明します!
「共同親権」とは?
2023年4月、政府が『「共同親権」について議論していこう』ということを決めたようです。
ちなみに現在は「単独親権」。
離婚したら子供は「母親が親権を持つか」、「父親が親権を持つか」の2択です。(大まかには)
その2択「しか」選べないので、
=どちらかの親は子供の親権がなくなってしまいます。
対して、共同親権は離婚後も父親・母親両方に親権を持たせたままにするということです。
そもそも親権って何?
そもそも、親権とは何かご存じですか?
親権とは、大きく分けると2つの権利に分かれます!
- 子供と一緒に生活する権利(身上監護権)
- 子供の財産などを管理する権利(財産管理権)
親権とひと口で言っていますが、実は2つの権利があるということです。
現在でも、一応2つの権利をそれぞれの親が持つ、ということもあるのですよ💡
親権を両親が持つとどうなる?
さて、その親権を離婚後も両親が持つとどうなるでしょうか?
考えられることは
1.子供の戸籍に両親の名前が残る
現在では離婚すると、子供の戸籍の親権者欄には、親権を持った方の親の名前しか残りません。
でももし、共同親権になった場合、両親の名前が残ります。
=両方の親が書類上の親子のつながりを感じられます。
たかが書類上、と思うかもしれませんが、
離婚の話し合いの中では「親子のつながりがなくなってしまうのが嫌だ」と、親権を譲るのを拒否する方もいらっしゃるのです。
書類上に記載があれば、証明できるので安心するという気持ちからですね。
2.いろいろな決定権を両方の親が持てる
親権の中には、
・子供が契約をするときに代理する
という権利もあります。
携帯電話の契約や、アパートの賃貸契約なども、親の代理が必要です💡
その際には、代理をする権利をもっている側の親でないと代理ができません!
つまり親権をもっていない側の親は代理署名できないので、その場合、親権を持っている親に署名してもらわないと契約ができません…💦
親権を両親が持つためには…
今の法律上では、共同親権という制度はないため、
基本的には親権はどちらか片方の親のみに渡されます。
両方の親に強い希望があった場合などには、親権の中の2つの権利をそれぞれの親に分けて与えることがあります。
しかし、かなり珍しいです。
これから議論される共同親権がもし実現したら、
「単独親権」と「共同親権」が選べるようになりますが、
共同親権を持つことが認められるのは「父親・母親両方がしっかり話し合う意思がある」と認められた場合、だそうです💡
まとめ
今回は共同親権とは何か?について、初めて単語を聞く方にも分かりやすくまとめてみましたが、いかがでしたか?
これからの日本にもどんどん普及していく離婚後の在り方だと思います。
お子様にも大きくかかわることなので、一つの方法として、ぜひ知っておいてくださいね♪
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